AliExpressで売ってる最安真空パック機「Vacuum Sealer V」の操作方法とレビュー

AliExpressで売ってる最安の真空パック機(アリエクの日本語翻訳だと「真空シーラー」)を買って、1週間くらい使ったので、使い方の覚え書き兼レビュー。

700円で買えるのが納得できるくらいチープだが、一応は問題なく真空パックできる代物。

ただ、正しく使わないと失敗するシビアさがあるので、使用方法をメモしとく。

ボタンの種類

  • Vacuum&Seal(青LED)
  • Seal Only(赤LED)

・Vacuum&Seal(青LED)

待機状態:自動シーリングモードの開始

動作中:動作の強制停止

・Seal Only(赤LED)

待機状態:熱接着モードの開始

説明書に書かれている操作方法

自動シーリング

待機状態(青LED点灯)で、Vacuum&Sealボタン(以下青ボタン)すと自動シーリングが開始し、真空機能(青色LED点滅)が動作し、真空後に熱接着(赤色LED点灯)が行われる。シーリング完了(全LED消灯)後に、待機状態となる。

熱接着

待機状態(青色LED点灯)で、Seal Onlyボタン(以下赤ボタン)を3秒間長押しする事で、熱接着機能のみが動作(赤色LED点灯)し、完了後に待機状態となる。

説明書にない操作方法「自動シーリング中の特殊操作」

説明書には無いが、自動シーリング中に操作を行う事で、少しだけ便利になる。

熱接着の強制開始

自動シーリング動作中に、赤ボタンを3秒以上長押しすると、熱接着を開始できる。

これのメリットは、水気がある食材や、割れたり潰れたりしやすい物をシーリングする時に、早めに熱接着を開始できる。

青ボタンで動作停止してからシーリングするのと違い、熱接着中もポンプが動作しているので、空気が戻らないのがメリット。

強制停止後に熱接着

自動シーリング動作中に、青ボタンで強制停止してから、赤ボタンを押して熱接着をする方法。

軽く空気を抜くだけで良い時や、熱接着の時にポンプを動作させたく無い場合に有効。

あまり空気が戻って欲しく無い場合は、上の「熱接着の強制開始」でポンプを動作させたまま熱接着を短時間行ってから、強制停止をして熱接着をするなどの組み合わせを試すよと良い。

格安真空パック機「Vacuum Sealer “V”」のレビュー

AliExpressで安かったコレ↓、購入時の価格は719円だった。

自動包装機,食品真空シール機,ポータブル家庭用キッチンヘルパー,220v 793円(2024/12/05時点)

そのうちダイソーで売られるんじゃないか?って安さ。

1,500円以上で送料無料なので、同じ販売ページの真空袋を2個付けて買うのがおすすめ。(日本のコンセントで使えるのは米国USプラグ)

記事を書いてる時点では“V”だが、ちょっとずつバージョンが変わってて、過去には“X”、“Y”、“Z”ってバージョンも存在する。蓋の固定方法や、LEDの色が違ったりする。

こう少しお金を出せるならコレ↓。

真空シーラー機、ドライ、保湿、バッグ収納、エアシーラー、食品保存用、スターターキット付き 4,657円(2024/12/05時点)

これより高いのは、1万越えまでは似たり寄ったりで、1万円越えなら「真空パックんシリーズ」を買った方が幸せになれる。

基本機能には問題がない

価格の安さで不安になるが、問題なく動作する。

ただし、マシンと同じ販売ページにある、シート状に切り分けられた真空袋を、切ったりせずそのまま使えばの話。

熱接着が少しチープ

熱接着のヒーターが細いのと、抑え用のゴムがチープなので、真空袋に皺が寄ってると接着不良になり、空気漏れが起こりやすい。

基本は自動シーリング後に、念の為、もう一度熱接着を行う必要がある。

チープ故に真空袋に左右される

粗悪な真空袋には、熱接着1回では接着不良になり、2回熱接着をすると溶けてしまう物があり、AliExpressの安い真空パックロールは特に使い物にならない。

現状でまともに使用できた真空袋は、本体販売ページで売ってた真空袋と、「真空パックん」用の真空パックローラーだけ。

安い真空袋を買う場合は、ロールでは無く、シート状に切り分けられてる物を選ぶと良いかも知れない。

自分で真空袋を切り分けて使うのは慣れが必要

真空パックロールを切って使う場合、ロールにした時についた皺が邪魔して、熱接着が上手く出来ない事があるので、熱接着時に蓋を押さえたり、2回熱接着をしたりする手間が必要。

特に、ロールタイプは、ほぼ皺があるので熱接着を2回する必要があるので、2回の熱接着に耐えられない安物は、本当に使い物にならないので、アリエクの安いロールタイプは絶対に買わない方がいい。

安いロールタイプを買うなら、本体を3,000円くらいの、熱接着の幅が広い本体を買った方が良い。

1万円を超えるなら「真空パックん」が割と優秀で、1.5万円出せるなら「真空パックんpremium」は熱接着が二重なのでおすすめ。

液体が含まれたものは厳禁

生魚とか生肉などの「しっとり」程度なら、問題なく真空パッキングできるが、汁物はまず無理。

汁物や煮物は、試した瞬間本体が壊れる。

これは、チャンバー式じゃない真空パック機なら高い機種も同じ。汁物を真空パックしたいなら、「真空パックん シェフ2」などのチャンバー式一択。

チャンバー式はアリエクでも送料込みだと6万を軽く超えるので、安価な中だと「真空パックん」が良い。(真空パックの頻度が多くなったら買おうと思っているのがこれ↓)


真空ポンプの動作不良になった(解決済み) 2024/12/15追記

Vacuum&Sealボタンを押した後、空気が抜けたタイミングでポンプが止まるようになったので分解して確認。

特にポンプや基盤に問題はなかったので、可動部にシリコンスプレーだけして組立たところ、問題なく動作するようになった。

推測だが、寒さでモーター可動部の抵抗が大きくなったのかな。

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